雪の旅 北海道DAY５

快晴のこの日、最初の計画では小樽へ１day tripの予定でしたが、小樽経由で札幌入りしたので、翌日の午前中に行くつもりだった北海道大学へ行くことにしました☆これは人工雪誕生の記念碑。中谷先生が世界で初めて人工雪を作ることに成功しました。素晴らしい功績です。北大には今も中谷宇吉郎先生が雪の結晶の研究をしていた低温研があります。
現在は「北海道大学総合博物館」になっているこの歴史ある建物の中に中谷先生の研究室はありました。

リニューアルされた博物館も楽しみにしていました。

展示中のテーマは「石の中の銀河」。素敵なコピー。ほんと、石も宇宙ですもんね～。

私、高校生の時は天文部＆地質部員だったんです(*^_^*)

ちょうど人口雪誕生８０年記念で「中谷宇吉郎展」やってました！ラッキー♪
パネル曲がってて、係の人にちゃんと直してくださいってお願いしてきちゃいました☆
ナカヤダイヤグラム！ほんと美しいグラフです！！科学は美しい！！！
論文の数々…。
ベントレーの雪の結晶の写真集。先生がご覧になっている写真がパネルにありました。私が持ってるのは復刻版でペーパーブック。当時はこんな美しい装丁の本だったんですね。中谷先生の言葉は科学素人の私にもわかりやすく伝わり、本当に賢い人なんだな、と。尊敬しています。
有名な「雪は天から送られた手紙である」の色紙。直筆はやっぱりパワーありますネ。中谷先生の切手。もし持ってても決して使えませんが、欲しかったです。。。
中谷研究室N１２３のプレート。前回、北大に来た時には研究室を見ることができたのですが
プレートが展示されていて、博物館一周しても中谷先生の部屋がない！！！
受付の方に尋ねたら、リニューアルしてからは、中谷先生の部屋は非公開になったとか。

あの部屋に入ると何だか中谷先生のスピリットを感じられる気がして、行けるものとばかり思っていたのでショックで涙が溢れてしまい…。

そしたらその受付の方がもらい泣きしてくださり…。

博物館の担当の教授にかけあってくださり、なんと特別に見せていただけることに！
この、パネルにある、中谷先生の教授室へ…いざ…
なんと改装後は半地下の教室は倉庫になってました。そして、興味深いことにそこには鉱物がゴロゴロしていて…できるならそれも見せてもらいたかったくらい。まだ未分類で、いつか展示できたら、とのこと。
この暗くて狭い廊下を通って中谷先生の教授室へ案内していただきました。

中は以前のまま変わってなかったです。
先生もこの窓から外を見ていたことでしょう。。。

窓から見える木は梅の木で北大生に中谷梅と呼ばれているとかいないとか…
雪の結晶を観察してた顕微鏡と乾板。
美しい雪の結晶たち。
中谷先生のコートとベレー帽・・・（涙）
中谷先生の描かれた「雪華図説」
限定３００枚だって。オークションで出てたら手に入れたいです。昭和３６年の作。
裏書が。奥様から大学へ寄贈されたのですね。。。
中谷ダイヤグラム。雪の結晶のスケッチ。どちらもほんとに美しい。
素晴らしい観察力、洞察力、分析力…
戦争中に国から依頼された研究報告書。極秘資料なのですが、中谷先生は研究のため大学に残されていたようです。その姿勢、かっこいいです。
最後に先生の席に座らせてくださり、写真まで撮ってくださいました！
まさにミラクルでした。感動・・・。

朝は晴天だったのに、博物館を出ると外は吹雪。銀世界になっていました。

博物館すぐ横のレストラン「エイレンソウ」で雪やどりがてらランチをすることに。
フレンチをリーズナブルにいただけて大満足♡
帰りにもう一度記念碑に。白い背景の方が似合うかも♪

門から続くイチョウ並木も雪が似合います。

博物館もとても見応えのある展示でしたし、中谷先生の企画展も見れて、研究室も貸切で見せていただけて大満足でした。
会議前のお時間ない中、親切に丁寧にご案内してくださった山本博士、優しく話を聞いて交渉してくださった受付の滝川さん、本当にありがとうございました。
感謝・・・。





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