大阪ガラス旅

名古屋でのワークショップの１日目が終わった後、熱が出そうと言う佐藤くん。
翌朝、予言通り発熱。それでも何とか残りひとつのクラス１６名を無事教えきったのですが
その翌日は大阪でワークショップ。とても運転できるような状態ではないので
私が彼の車を運転して大阪へ行くことに。

２日間のワークショップの準備やフォローで私もヘトヘトでしたが
大阪で佐藤くんを待っている方たちのために片付けもそこそこ大阪へ向かいました。

大阪初日。佐藤くんは復活。私は万全の対策をしていったつもりでしたが発熱。
ほんとはワークショップを見学して、夜の懇親会も参加して帰りたかったのですが
諦めてひとり新幹線で帰るつもりで、朝のロビーで万華鏡作家の鈴木明子さんを待ってました。

鈴木さんの顏を見たら、安心したのか、張り詰めてたものが緩んで何故か号泣。
このまま帰ることを告げると、せっかく佐竹の工場見学の予約をしたから、
車で駅まで送るからそれだけでもどう？と提案されて、結局は同行することに。

ここが佐竹ガラスの本社。壺がズラリと並んでます。すごい歴史のある建物でびっくり。

近づくと、重要文化財のプレートが。

のれんをくぐって社屋へ入ります。
ロゴに勾玉のマークがあるのは、この辺りで勾玉が発掘されたからだそうです。

通路の砂利の中に色ガラスが混じっててキレイ☆

工場内、逆光の中の佐藤くんと鈴木さんの後姿。

ガラス棒の制作風景。

この木製のレール？の上にガラスを引いて流して（置いて？）いきます。

ずっと遠くに伸ばして・・・　　伸ばしきったら・・・

こちら、カット担当。目にもとまらぬ早業でガラスをカットしていきます。
カットというか、チョンと当ててるだけ。手慣れたものです。あざやか。

それが、こんな感じで販売されていくんですねー。

みなさんがガラスを選んでいる間、私は興味津々の建物や道具を見学。
天井開いてるし、梁もカッコイイなあ～とか。

レトロな測りとか。

これはガラスを束ねる道具。シンプルだけど賢いわあ。

これは何の道具かな？今も使ってるのかな？

ホウキとチリトリもノスタルジック！

時間切れでバタバタと次へ移動。
帰り際に並んでたガラス壺についてた色ガラスがキレイでパチリ。

ぜんぶキレイだったけど２個しか撮れなかった～
そして本日の佐藤くんのワークショップ会場「銀河村」へ到着。

竹林に囲まれた民家で、いろんな作家さんたちが工房・アトリエとして使っているそう。
ここの村長さんが、鈴木さんのお弟子さんだそうです。

裏庭にいろんな工具が置いてあります。

金属の作家さんの場所かな？

庭のいたるところに金属の作品が点在しています。

佐藤くんがワークショップの準備のセッティングを始めました。
これは鈴木さんが買ったミラーカッター台。私も欲しいやつ。

さて、ワークショップが始まりました。

バーナーワークのデモンストレーション。

無事に始まったのを見届けて、鈴木さんは私を駅まで送ってくれました。
ちょっとしか見学できなかったけど、
雪の結晶展に参加してくださった鈴木さんのお弟子さんたちに
直接会ってお礼が言えただけでも来てよかったです。

鈴木さんのお弟子さんが、風邪の佐藤くんのために用意してくれていた
天然ハチミツとゆずシロップを私の方が辛そうだから、と作ってくれました。
あったかさが心に沁みて、ここでも号泣。

その後、無事に新幹線でひとり名古屋へ戻りました。

満身創痍の中でしたが、良い経験ができました。
チャンスをくれた鈴木さんと佐藤くんに感謝です。

健康第一！

肝に銘じます。